2024年シーズンがもうすぐ始まります！
今回は2024年シーズンから新たにベイスターズに加入した、新戦力について調査してみました。
新加入選手について
それでは新加入の選手について紹介します。
ドラフトで獲得した選手一覧
2023年10月26日に行われたドラフト会議でベイスターズは、支配下で6名、育成で5名の選手を獲得しました。
ドラフト1位は注目の外野手である度会、ドラフト3位では二刀流挑戦を表明している武田など、楽しみな選手が目白押しですね！
横浜DeNAベイスターズが指名した選手は以下の11選手です。
| 指名順位 | 選手 | 年齢 | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 度会 隆輝 | 21 | ENEOS |
| 2位 | 松本 凌人 | 22 | 名城大学 |
| 3位 | 武田 陸玖 | 18 | 山形中央高等学校 |
| 4位 | 石上 泰輝 | 22 | 東洋大学 |
| 5位 | 石田 裕太郎 | 22 | 中央大学 |
| 6位 | 井上 絢登 | 23 | 徳島インディゴソックス |
| 育成1位 | 高見澤 郁魅 | 18 | 敦賀気比高等学校 |
| 育成2位 | 清水 麻成 | 18 | 樹徳高等学校 |
| 育成3位 | 小笠原 蒼 | 18 | 京都翔英高等学校 |
| 育成4位 | 庄司 陽斗 | 22 | 青森大学 |
| 育成5位 | 近藤 大雅 | 18 | 専大北上高等学校 |
ドラフト1位指名の度会は、1年目から外野手のレギュラー争いに入ってくると思われます。
走攻守が揃っており桑原・関根らと勝負することになるでしょう。
2位の松本はサイドスローから強いボールを投げ込む投手。
主にリリーフとしての活躍を期待しています！
3位の武田は最速149キロのサウスポー投手であり、高校通算31本塁打で高校日本代表の4番でもあります。
プロの世界でも二刀流に挑戦することを表明しており、どこまで才能を伸ばせるかが注目ですね！
4位の石上は俊足強肩の内野手。
京田・林・柴田・森らの固定できないショート争いに将来的に入ってこれるか楽しみです。
5位の石田は先発投手として期待される右腕。
守備位置はサードを希望しており、宮崎の後釜として期待しています。
育成ドラフトについては割愛しますね。
現役ドラフトで加入した選手
昨年も開催された現役ドラフト。
ベイスターズからは櫻井投手が楽天に移籍、ロッテから佐々木 千隼投手が加入しました。
佐々木 千隼と言えば、2016年のドラフトでベイスターズが外れ一位指名をするも抽選で指名を逃した投手です。
巡り巡ってベイスターズに移籍してくるというのも、不思議な縁があるのかもしれませんね。
佐々木投手の過去3年の成績は、こちら↓！
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 1.26 | 54 | 8 | 1 | 1 | 34 | 57 | 36 | 4 | 16 | 28 | 8 | 0.88 |
| 2022 | 6.39 | 23 | 2 | 3 | 0 | 3 | 25.1 | 35 | 2 | 11 | 17 | 18 | 1.82 |
| 2023 | 3.00 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2.00 |
| 通算 | 3.48 | 106 | 16 | 12 | 1 | 37 | 207 | 185 | 18 | 93 | 131 | 80 | 1.31 |
2021年にはセットアッパーとして54試合に登板し8勝、防御率1.26を記録し、復活を印象付けましたが、一昨年、昨年は登板数が伸びませんでした。
ケガが多くこれまで1年間フルに活躍することがほとんど無かったので、ケガの影響がどこまであるのかが気になりますね。
球の力で勝負するタイプではなく、シンカーやシュートを使って打たせて取るピッチングスタイルを、ベイスターズの守備で支えることができるかどうかが活躍の鍵でしょう。
戦力外から契約した選手
ソフトバンクを戦力外になった森投手、オリックスの中川投手を支配下選手として契約。
巨人を戦力外になった堀岡投手、ソフトバンクの九鬼捕手を育成選手として契約しています。
支配下登録されている森投手と中川投手について、過去3年間の成績を紹介しますね。
①森投手
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 4.03 | 30 | 1 | 3 | 15 | 1 | 29 | 20 | 6 | 10 | 26 | 13 | 1.03 |
| 2022 | 2.62 | 29 | 2 | 4 | 6 | 5 | 34.1 | 30 | 4 | 13 | 27 | 10 | 1.22 |
| 2023 | 4.60 | 6 | 2 | 3 | 0 | 0 | 29.1 | 28 | 2 | 9 | 27 | 15 | 1.26 |
| 通算 | 2.94 | 470 | 25 | 27 | 127 | 128 | 509 | 430 | 45 | 140 | 471 | 166 | 1.10 |
通算470試合登板、127セーブ、128HPと実績十分な森投手。
ソフトバンク入団から7年連続で50試合以上に登板し、セットアッパー・ストッパーとして長くソフトバンクのリリーフ陣をけん引する存在でした。
昨年から先発投手に配置転換されましたが、6試合で2勝3敗と今一つな結果となり戦力外となってしまいましたね。
ベイスターズではどのような起用になるのかは分かりませんが、豊富な実績を活かしてベイスターズ投手陣の中心になってほしいです！
②中川投手
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 0.00 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.00 |
| 2022 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 2023 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 通算 | 0.00 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.00 |
2021年に1試合に登板したのみで1軍での実績は皆無ですが、2軍では昨年21試合に登板し防御率1.38の好成績を残しています。
ベイスターズでは貴重な変則フォームの投手であり、先発・リリーフともに経験があるため、様々な起用に応えるピッチングを期待しましょう！
新加入の外国人選手について
支配下登録の新外国人として、ブルージェイズ傘下のマイナーからローワン・ウィック投手、メッツ傘下のマイナーからアンソニー・ケイ投手、ドジャースからアンドレ・ジャクソン投手の3投手を獲得。
育成契約としてウィルニー・モロン投手、アレクサンダー・マルティネス投手を獲得しています。
支配下登録の3投手について、過去3年間のMLBでの成績を紹介しましょう。
①ローワン・ウィック投手
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 4.30 | 22 | 0 | 1 | 5 | 2 | 23.0 | 17 | 1 | 15 | 29 | 11 | 1.35 |
| 2022 | 4.22 | 64 | 4 | 7 | 9 | 8 | 64.0 | 79 | 9 | 30 | 69 | 30 | 1.69 |
| 2023 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 通算 | 3.82 | 146 | 6 | 10 | 20 | 22 | 146.0 | 149 | 12 | 71 | 160 | 62 | 1.47 |
2022年に64試合に登板した実績のあるウィック投手。
昨年はメジャーでの登板がありませんでしたが、リリーバーとして高い奪三振能力を持ち、力強いストレートが特長の右腕ですね。
おそらくベイスターズでもリリーフでの起用が予想され、エスコバーが抜けた穴を埋める活躍を期待しています。
②アンソニー・ケイ投手
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 5.61 | 11 | 1 | 2 | 0 | 0 | 33.2 | 38 | 7 | 21 | 39 | 21 | 1.66 |
| 2022 | 4.50 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2.0 | 2 | 0 | 2 | 3 | 1 | 1.50 |
| 2023 | 6.14 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 14.2 | 13 | 2 | 11 | 11 | 10 | 1.50 |
| 通算 | 5.59 | 44 | 4 | 2 | 0 | 3 | 85.1 | 90 | 12 | 54 | 88 | 53 | 1.61 |
ストレートの平均球速が150キロを超える剛腕サウスポー。
先発・リリーフ両方の経験があり、高い奪三振能力でガンガン押していくピッチングスタイルですね。
エスコバーの穴を埋めるリリーフなのか、今永の抜けた先発を担うのか、早く実戦で見たい選手です。
③アンドレ・ジャクソン投手
| 年度 | 防御率 | 登板数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | HP | 投球回数 | 被安打 | 被本塁打 | 与四死球 | 奪三振 | 自責点 | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 2.31 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 11.2 | 10 | 1 | 6 | 10 | 3 | 1.37 |
| 2022 | 1.86 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 9.2 | 9 | 0 | 4 | 9 | 2 | 1.34 |
| 2023 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 通算 | 2.11 | 7 | 0 | 1 | 2 | 1 | 21.1 | 19 | 1 | 10 | 19 | 5 | 1.36 |
3投手の中では最も実績の乏しいジャクソン投手。
190センチの長身から投げ下ろすストレートとチェンジアップやスライダーが武器の右腕。
ジャクソン投手も実際に見てみないことには分かりませんね。
新戦力が活躍できるか注目！
今回は、2024年のベイスターズの新戦力について調査してみました。
実績十分の森や、ドラフト1位の度会など楽しみな選手が多いですね。
あとは、去就が不透明なバウアーがどうなるのかという点が気になります！
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