今年6月に国内FA権を取得した宮崎敏郎について、書いていきます。
「ハマのプーさん」でおなじみの宮崎は、3年目となる2015年からチームにとって欠かせない中心選手として活躍を続けています。
今オフの動向について、成績を振り返りながら考えていきましょう。
宮崎敏郎の年度別成績(2021年10月14日時点)
まずは、宮崎の年度別成績を振り返ります。
年度 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 安打 | 盗塁 | 三振 | 四球 | 死球 | 併殺打 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 33 | .250 | 2 | 5 | 13 | 0 | 11 | 2 | 3 | 1 | .310 | .404 | .714 |
2014 | 5 | .154 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | .154 | .231 | .385 |
2015 | 58 | .289 | 1 | 10 | 44 | 0 | 21 | 6 | 4 | 5 | .331 | .362 | .693 |
2016 | 101 | .291 | 11 | 36 | 88 | 0 | 30 | 25 | 8 | 12 | .361 | .454 | .815 |
2017 | 128 | .323 | 15 | 62 | 155 | 0 | 47 | 38 | 4 | 23 | .377 | .479 | .856 |
2018 | 142 | .318 | 28 | 71 | 175 | 0 | 45 | 38 | 1 | 16 | .363 | .532 | .894 |
2019 | 114 | .284 | 15 | 49 | 123 | 0 | 35 | 32 | 3 | 13 | .334 | .443 | .777 |
2020 | 113 | .301 | 14 | 53 | 129 | 0 | 29 | 24 | 4 | 15 | .341 | .464 | .805 |
2021 | 136 | .302 | 16 | 72 | 152 | 0 | 51 | 40 | 4 | 14 | .354 | .458 | .813 |
通算 | 830 | .302 | 102 | 358 | 881 | 0 | 272 | 205 | 31 | 99 | .353 | .467 | .819 |
2年目の2014年には、有名な「よそ見事件」をやらかしましたが、翌年の中盤から1軍に定着。
2016年から出場機会を大きく増やし、2017年からはサードのレギュラーとして現在まで活躍を続けています。
抜群のバットコントロールで、三振が少ない
宮崎と言えば、何といってもバットコントロールの良さが光る好打者です。
翌2018年にもベストナインとゴールデングラブ賞を受賞し、リーグを代表するサードに成長しました。
また、2017年から4年連続でセリーグの最小三振(規定打席到達者で最も三振が少ない)という記録も持っており、バットコントロールの良さを証明していますね。
今シーズンの51個という数字は、規定打席到達者の中ではカープの小園と並ぶセリーグ2位の数字です。
ちなみに1位はヤクルトの青木(38)、青木はすごすぎますね。
各球団のサードと成績を比較
もしFA宣言して他球団移籍を目指す場合、各球団のサードとのレギュラー争いが待ち構えています。
各球団の正三塁手の成績を見てみましょう。
球団 | 選手 | 年齢 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 出塁率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
横浜 | 宮崎 | 32 | 136 | .302 | 16 | 72 | 0 | .354 | .813 |
阪神 | 大山 | 26 | 121 | .261 | 21 | 71 | 2 | .316 | .778 |
巨人 | 岡本 | 25 | 137 | .263 | 38 | 107 | 1 | .333 | .865 |
ヤクルト | 村上 | 21 | 132 | .282 | 39 | 107 | 12 | .407 | .994 |
中日 | 高橋周 | 27 | 132 | .257 | 5 | 38 | 1 | .314 | .661 |
広島 | 林 | 20 | 93 | .277 | 8 | 35 | 0 | .311 | .706 |
オリックス | 宗 | 25 | 132 | .282 | 8 | 39 | 7 | .344 | .743 |
楽天 | 茂木 | 27 | 114 | .264 | 14 | 52 | 6 | .348 | .789 |
ロッテ | 安田 | 22 | 111 | .249 | 8 | 55 | 0 | .332 | .704 |
ソフトバンク | 松田 | 38 | 112 | .235 | 14 | 47 | 4 | .291 | .700 |
西武 | 中村 | 38 | 120 | .281 | 17 | 70 | 0 | .341 | .775 |
日本ハム | 野村 | 21 | 88 | .271 | 5 | 30 | 0 | .307 | .665 |
各球団で、サードでの出場が多い選手をレギュラーとして挙げました。
期待の若手から、元気なベテランまで、サードは比較的人材が豊富ですね!
宮崎は32歳と決して若くないため、移籍を決断する場合は厳しい争いが予想されます。
宮崎を一番必要としてるのは、やっぱり横浜ですよね!
もし宮崎が移籍したら・・・
宮崎が移籍した場合、サードの後釜として考えられるのは以下の選手あたりでしょうか?
- 伊藤裕季也:長打が魅力の大型内野手
- 小深田大地:2軍ではサードでチーム最多出場
- 倉本寿彦:守備固めでサードに就くことも多い
- 知野直人:今年プロ初ホームランを記録
宮崎が抜けた場合、大きな戦力ダウンにつながるのは必至ですね。。。
伊藤裕季也や知野は1軍でちょこちょこ経験を積んでいるので、宮崎が元気なうちに成長してほしいところです。
出て行かないで!プーさん!
今回は、国内FA権を取得した宮崎敏郎について書きました。
FAは選手の権利なので、宮崎の決断を応援するしかありませんが、もし移籍してしまったら横浜ファンとしては悲しいです。。。
若手の奮起に期待しつつ、プーさんにも引き続き横浜で活躍してほしいですね!
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