今回は、熾烈な争いを繰り広げているセリーグの新人王争いについて考えました。
我らがベイスターズの牧、タイガースの佐藤、カープの栗林らを中心に、それぞれの成績などを比較しています。
今年の新人王は誰になるのか？予想してみましょう！
有力候補一覧
まずは、新人王の有力候補選手を野手と投手別に紹介します。
実際に選ばれるのは野手、投手合わせて1人だけですが分けました。
新人王候補野手(9月2日の試合終了時点)
| 選手 | 球団 | 年数 | 年齢 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 安打 | 盗塁 | 三振 | 四球 | 失策 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 牧 秀悟 | 横浜 | 1年目 | 23 | 96 | .286 | 16 | 51 | 97 | 1 | 70 | 16 | 7 | .325 | .507 | .832 |
| 佐藤 輝明 | 阪神 | 1年目 | 22 | 101 | .260 | 23 | 60 | 95 | 5 | 144 | 20 | 3 | .302 | .514 | .815 |
| 中野 拓夢 | 阪神 | 1年目 | 25 | 93 | .270 | 1 | 24 | 83 | 22 | 57 | 24 | 14 | .323 | .319 | .643 |
| 林 晃汰 | 広島 | 3年目 | 20 | 58 | .283 | 6 | 27 | 60 | 0 | 58 | 11 | 7 | .324 | .406 | .730 |
例年であれば新人王当確と言っても差し支えないレベルの成績を残しているのが、ベイスターズの牧とタイガースの佐藤ですね。
2人とも調子に波はあるものの、開幕から1軍のレギュラーとして試合に出場しています。
ホームラン数のインパクトで考えるとやや佐藤の方が有利と言えますが、佐藤は現在調子を落としており、スタメン落ちも経験。
今のうちに牧が上がってくれば、まだまだ分かりませんね！
同じくタイガースの中野も、木浪らとのレギュラー争いに勝ち、リーグトップの盗塁数をマークするなど活躍が光ります。
カープの林も、サードのレギュラー格として期待されていますが、やや試合数が少ないので新人王は厳しいでしょう。
新人王候補投手(9月2日の試合終了時点)
| 選手 | 球団 | 年数 | 年齢 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | HP | 防御率 | 投球回 | 奪三振 | 与四球 | 与死球 | QS率 | K/BB | WHIP |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 伊藤 将司 | 阪神 | 1年目 | 25 | 15 | 7 | 6 | 0 | 0 | 2.85 | 94.2 | 58 | 26 | 2 | 60.0 | 2.23 | 1.18 |
| 奥川 恭伸 | ヤクルト | 2年目 | 20 | 12 | 5 | 3 | 0 | 0 | 3.89 | 71.2 | 64 | 8 | 0 | 66.7 | 8.00 | 1.17 |
| 大道 温貴 | 広島 | 1年目 | 22 | 24 | 4 | 4 | 0 | 5 | 4.75 | 53 | 35 | 25 | 2 | 14.3 | 1.40 | 1.42 |
| 栗林 良吏 | 広島 | 1年目 | 25 | 38 | 0 | 1 | 22 | 0 | 0.48 | 37.2 | 61 | 17 | 1 | - | 3.59 | 0.85 |
| 森浦 大輔 | 広島 | 1年目 | 23 | 32 | 2 | 3 | 0 | 11 | 3.68 | 29.1 | 23 | 15 | 2 | - | 1.53 | 1.26 |
投手陣では、栗林、森浦、大道らカープ勢の活躍が目立ちます。
その中でも、カープの守護神であり日本代表の守護神として、東京五輪の金メダル獲得に大きく貢献した栗林が筆頭でしょう！
防御率は驚異の0.48で、22セーブはリーグ2位の数字。
野手陣と合わせて考えても、現時点で新人王の最有力と言えるでしょう。
一方、タイガースの伊藤も素晴らしい成績を残しています。
開幕から、先発ローテーションの一角として安定した投球を続けており、規定投球回には僅かに届いていないものの7勝を挙げ、防御率も2.85と好成績。
栗林がいなければ、間違いなく新人王候補の筆頭に名前が挙がっていたでしょう。
このままの調子で投げ続け、規定投球回クリアと2桁勝利をマークすればチャンスは十分にあります。
また、ヤクルトの奥川も成長が著しいですね！
与四球が少ないのが特徴で、K/BBは衝撃の8.00！
チームの方針で登板間隔を空けているため新人王は厳しいですが、奥川がこれからどんなピッチングを見せてくれるのか注目です！
最後まで接戦となるであろう新人王争い
ペナントレースも残り40試合ほどとなり、新人王争いから目が離せませんね！
多くの選手が新人王にふさわしい成績を残していますが、実際に選ばれるのは1人だけ。
プロ野球の記者による投票となるため、成績はもちろん活躍のインパクトも重要になってきます。
個人的には、やはり牧を推したいところですが、本命はカープの栗林でしょう！
新人王が取れなかったとしても、牧には特別賞を取ってほしいですね！
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